2021年オリンピック

2020年3月24日夜、2020年東京オリンピックの一年程度の延期がニュースになった。理由はコロナウイルスによる影響だ。

 

政府の判断は正しいものであると思う。一ヶ月前までは米国や欧州ではコロナウイルスはまだ少なく、日本でできない時はイギリスのロンドンでやろうとイギリスの役人が言っているくらいだった。それが今ではイタリア、フランス、スペインをはじめたくさんの国で広がっている。オリンピック延期を決めるにあたって、今の時期にその決断ができるのは対応の速さとして十分だと思う。

 

だから、政府の判断が間違っていると言いたいわけではないです。という前置きから、本題に入ります。

 

 

2020年オリンピックが開催されなくて悲しいし、悔しい。

 

みんな何年も前から準備してきたものだし、だからこそ、悔しいなと思う。僕は別にオリンピックやスポーツに関わる仕事をしているわけではないのだけれど、そう思う。きっと関わっている人たちはもっと悔しいと思う。

 

人間、なにか目標を持ったとき、それに向かうためのピークがあると思う。分かりやすい例がオリンピックだ。やっとのことでオリンピックの切符を手にした人たちは2020年の夏に自分のピークを持ってくる。身体的なコンディションはもちろんだがそれだけじゃない、精神的なピークも2020年の夏にもってくるのだ。

 

このピークの話しは別にスポーツに限らない。仕事も勉強も、恋愛だってそうだと思う。仕事の大事なプレゼンの日に向かってピークを作るし、センター試験当日に向けてピークを作るし、大事な人へプロポーズするためにピークを作る。

 

こういったピークを外部の影響で、阻まれてしまうことはとても辛い。しんどい。

 

最近の例だと眞子様と小室さんの婚約のニュースだろうか。二人で準備してきたはずの結婚が、形となろうとしているところに小室さんの母の金銭問題が判明。メディアに取り上げられるなど、さまざまにあって今日に至る。結婚に向かうピークは阻まれ、もうあれから何年何ヶ月経ってしまったのだろう。二人のピークを思いもよらないところから阻まれてしまうのはきっと本人たちにとって辛いことだろう。

 

きっと2020年の夏を目標に、ピークを作っていた選手はたくさんいる。一年間の延期の影響は選手たちにとって大きい。ここからまた気持ちを切り替えて2021年夏にピークをもってくることができる人はどれだけいるのだろう。人間ってそこまで強くできてるのかな。

 

2020年オリンピックから2021年オリンピックに変わるに当たって、その一年間を埋めるために必要なものは努力だと思う。一年間の延期でも腐らない精神力、一度崩されたピークをもう一度作り直す。これは才能ではなく、努力でしか成り得ない。

 

2020年オリンピックが延期になってしまって悔しい。でもその分、来年見ることのできるオリンピック選手たちは延期された一年間分まで努力した選手たちだと思う。

 

2021年のオリンピックが無事に開催されることを心より祈っています。